インプラント相談

サージカルガイド(ノーベルガイド)を使用したフラップレス手術

年齢51才 男性 高度の歯周病
上顎臼歯部に上顎洞と歯槽頂の間に骨は2mm~3mmしかありません。
従来なら粘膜切開をして、上顎洞内に骨を作ります。その後作られた骨にインプラントを埋入します。
この症例では、歯肉の剥離や骨の移植をしない方法を行いました。術前にCTを撮影し骨密度の高いところを選び、サージカルガイドを作ります。インプラントと同じくらいの穴をあけるだけなので腫れや痛み出血が少なくてすみます。麻酔の分量も少なくてすみます。

症例

どの部分も歯軸方向には全く骨が無いので、一番奥のインプラントは上顎結節部の豊富な骨を利用します。安全のため頬側の外側の静脈叢を避けてインプラントの方向長さを決めます。密度が少し低かったので、骨を圧縮しながら密度を上げ、初期固定をはかりました。
真ん中のインプラントはソケットリフト(上顎洞挙上術)を使わず、口蓋側の骨を利用します。ただ骨に長さはあっても、厚みが少ないのでドリリングをすると上顎洞に穴があきます。スプリットクレスト(骨を拡げインプラントを埋入)を用いて慎重に埋入します。
手前のインプラントは隣在歯にガイドがかかるためガイド方向性だけに使用しています。ガイドより深めに埋入します。
歯肉を剥離しても目測では骨のある方向はわかりません。CTを使った上での正確なガイド無しにこの治療はできません。そのためラジオグラフィックガイドは精密さを求められます。
最終補綴物の頬側の穴の方向から、傾斜埋入の状態がよくわかります。咬み合わせが落ち着いて、穴は白いプラスチックを入れます。いつでもネジを外しチェックする事ができます。(写真を参考にしてください)